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未上場株の組入比率、一時的な上限超過を許容=クロスオーバー投資で規則改正-資産運用業協会

2026年05月19日 08時30分

(菱田会長)(菱田会長)

 資産運用業協会は、上場株と未上場株に投資するクロスオーバー投信について、未上場株の組入比率が制限を超えた場合の対応を整備し、一時的な上限超過を許容する規則改訂を行った。

 クロスオーバー投信は、未上場株式の組入比率を15%までとしている。ただ、一時的な組入比率の超過を避けるために抑制的な運用になっているという課題があった。

 規則改正では、未上場株の組入比率が上限を超える事態が発生した場合について、未上場株式等の新たな組み入れはできないとする一方で、速やかに「組入比率適正化計画」を作成・開示するとともに、比率の調整に取り組むとした。

 資産運用業協会の菱田賀夫会長は、クロスオーバー投信の意義について「スタートアップ企業などの未上場株へ投資が広がることは、日本経済全体の成長力をより大きくしていくために、非常に大切なことだ」と指摘した。

 その上で、「クロスオーバー投信は、新たに未上場企業の株式を取得するだけでなく、上場企業が非上場になっても継続して投資ができる。投資を長く続ける投資家が増えることで、企業の資本戦略の選択肢が広がり、日本経済の発展に貢献できる」と述べた。

 今後の見通しについては「社内でシードマネーを入れて、クロスオーバー投信を準備している運用会社もあるようだ。規則の改正で、より多くの投資家の皆さまに、投資機会が広がっていけば良いと思う」と話した。

 

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