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日本資産運用基盤、未公開株の運用会社を支援=東証が整備するPEIT事業で、ホワイトレーベルサービスを提供

2025年12月03日 07時00分

(出所)日本資産運用基盤(出所)日本資産運用基盤(クリックで表示)

 日本資産運用基盤の子会社JAMPファンド・マネジメント(本社東京、大原啓一社長)は、東証が上場制度の整備を進める「未公開株を投資対象とする証券運用会社(PEIT:Private Equity Investment Trust)に関して、ホワイトレーベルサービスを提供する体制を整えたと発表した。PEIT事業への参入を企図する資産運用会社に対して、事業運営をワンストップで支援する。

 PEITは、国内外の成長企業の未公開株への投資を、上場ビークルを通じで行うことを可能にする新たな仕組みだ。制度改正により、海外未公開株への投資が可能になったほか、成長企業投資に適した評価・開示制度の整備が進んでいるという。

 この仕組みを利用することで、アクセスが難しかった未上場株式に対して、証券口座を通じて幅広い投資家が参加できるようになる。また、国内外の幅広い投資家から資金を呼び込むことで、スタートアップ企業等に対する成長投資や事業拡大を支える新たな資金循環が生まれることが期待される。

 JAMPファンド・マネジメントは、①投資法人資産運用業ライセンスを活用したホワイトレーベルサービス ②投資法人の一般事務受託サービス ③事業運営支援事務局として資産保管会社や投資主名簿管理人などの関係者の取りまとめ-などを行う。これにより、PEIT事業を行う資産運用会社が、本業に集中しながら、円滑に運営できるようにする。

 

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