「ETFサミット2025」を開催=個人投資家にETFの魅力や活用法を紹介-東証と野村アセットマネジメント、ETF30周年
2025年11月10日 12時00分
(右から、大口氏、岡崎氏、杉原氏、カズレーザー氏) 東証と野村アセットマネジメントは1日、個人投資家に上場投資信託(ETF)の魅力や活用法を紹介する「ETFサミット2025」を開催した。野村アセットマネジメントが運用するETFシリーズ「NEXT FUNDS」が、国内初のETFとして1995年に東証に上場して30周年になることを記念したイベント。
ETFとは、株式と投資信託の特徴を併せ持った金融商品だ。取引所に上場しており、株式と同じように相場を見ながら売買できる。同時に一つのファンドで幅広い銘柄に分散投資が可能だ。
投資信託協会のまとめによると、東証に上場するETFは9月末時点で、約350銘柄に拡大、純資産総額は100兆円を超えた。東証株価指数(TOPIX)など国内の株価指数に連動することを目指すインデックス型だけでなく、外国株を投資対象とするものや、金などのコモディティーに投資するもの、アクティブ型の商品まで、さまざまなETFが登場している。
この日は、お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー氏をファシリテーターに、タレント・投資家の杉原杏璃氏、東証ヘッド・オブ・ETFセカンダリートレーディングの岡崎啓氏、日経マネー編集委員の大口克人氏が「大公開!みんなのETF投資のリアル」をテーマに話し合った。
岡崎氏は、ETFの魅力について「早い」「安い」「中身が見える」の3点を挙げた。具体的には、取引所でリアルタイムに売買できることに加えて、保有期間中の運用管理費用(信託報酬)は、窓口で販売される投資信託より低い。さらに東証が毎日、一部銘柄を除いてETFの運用内容を開示しており、何に投資しているか、早く知ることができる。

ETFの投資状況を見ると、機関投資家の利用が多い。ただ、最近では個人投資家にも広がっており、短期売買だけでなく、つみたて投資でも活用されている。
野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS」シリーズは、国内籍のETFの運用残高と売買代金でシェアトップだ。



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