サブスク、契約者の約2割に「解約忘れ」=「ちりつも浪費」の実態調査-家計診断・相談サービス「オカネコ」
2025年12月22日 07時00分
(出所)「オカネコ サブスクの『ちりつも浪費』実態調査」(クリックで表示)
(出所)「オカネコ サブスクの『ちりつも浪費』実態調査」(クリックで表示) 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、定額料金を払ってサービスを利用するサブスクリプションをテーマに、「オカネコ サブスク『ちりつも浪費』実態調査 」をまとめた。12月上旬に、全国の「オカネコ」ユーザー330人に調査を実施。このうち204人がサブスクを契約していた。
サブスク契約者に対して、「現在契約しているサービスの中に『ほとんど使っていないのに解約をし忘れている(もったいないと感じている)もの』がありますか」と尋ねたところ、19.1%がが「はい」と回答した。
解約を忘れているサービスについて、その月額料金を尋ねたところ、「500~1000円」が35.9%と最も多かった。次いで「1000~3000円」が28.2%で、「3000円以上」も15.4%を占めた。少額な固定費が積み重なる「ちりつも浪費」の実態が明らかになった。
◆約3人に1人が「サブスク見直しの習慣なし」
調査の中で、「サブスクについて定期的に契約見直しを行っていますか」と尋ねたところ、「ほとんど行わない」(30.0%)と「まったく行わない」(4.9%)を合わせて、約3人に1人が見直しの習慣がないことが分かった。
(出所)「オカネコ サブスクの『ちりつも浪費』実態調査」(クリックで表示)
◆年末には「デジタル大掃除」
オカネコでは、調査結果について「デジタル固定費は、知らず知らずのうちに増えてしまう。その状況を見直す習慣がない人が一定数いるという、家計の課題が浮かび上がった」と指摘した。
その上で、「お試し期間の終了後も解約を忘れて課金されてしまう『自動課金トラップ』や、『値上げ時に行動しない』という実態は、多くの人が『面倒だから』という理由で、少額の固定費を放置し、家計に穴を開けていることを示唆している」と分析。
「年末の大掃除に合わせて、サブスクの契約状況を一覧化し、不要なものを整理する『デジタル大掃除』は、生活の固定費を削減する効果的な方法だ」とアドバイスしている。
◆400Fと「オカネコ」
400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスを、ワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。
「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計状況を診断してもらえる。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロからのアドバイスコメントが届き、チャットや面談で個別相談もできる。



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