職場のAI利用、日本は約4割にとどまる=世界は約6割、国際的な遅れが鮮明に-フィデリティ調査
2026年01月30日 10時00分
(出所)「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2025」(クリックで表示) フィデリティ投信は、フィデリティ・インターナショナルがまとめた「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2025」を公表した。35カ国・地域の就労者3万8000人(うち日本は2000人)を対象に、ウェルビーイング(人々の幸福度・満足度)や家計、仕事、老後の備えなどの状況を昨年後半に調査した。
今回の調査で初めてAIを取り上げた。「職場でAIツールを利用できるか」を尋ねたところ、日本は39%にとどまった。グローバル平均は61%、アジア・太平洋地域は66%となっており、国際的な遅れが鮮明になった。体制整備・認知・教育のいずれにも改善の余地が見られるという。
◆今後6カ月の見通し、物価高でも悲観に傾かず
(出所)「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2025」(クリックで表示)
(出所)「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2025」(クリックで表示) 今後6カ月の見通しは、「楽観的」が約4割を占め、「悲観的」(約3割)を上回った。物価高や経済の不透明感が続く中でも、悲観優位に傾いていないことが分かった。
◆「退職後の備え」は相対的にネガティブ
生活を取り巻く諸状況は、多くの領域で「良い」が「悪い」を上回ったものの、「貯蓄」と「退職後の備え」は相対的にネガティブだった。
フィデリティ投信のコルビー・ペンゾーン社長は「多くの方が、バランスの取れた充実した生活を送っているという好ましい傾向が確認された。一方で、退職後の姿を見据えた準備を早期から検討する重要性も改めて浮き彫りになった。計画的な準備を早めに開始することは、退職後の生活の在り方を左右しうる」と分析した。
その上で「フィデリティ投信は、日本の皆さまがより安心して将来設計を描けるよう、金融リテラシー向上に向けた情報発信や、ライフステージに応じた金融ソリューションの提供を通じて、継続的に支援していく」とコメントしている。



![オペレーションF[フォース]](https://financial.jiji.com/long_investment/img/opf_banner.jpg)