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グループ内再編で、運用残高20兆円へ総力結集=「次世代型総合アセット・プラットフォーマー」めざす-SBIグローバルAMの朝倉社長

2025年10月28日 08時30分

(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(クリックで表示)
(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(クリックで表示)

 SBIグローバルアセットマネジメントは27日、2026年3月期第2四半期決算説明会を開催した。朝倉智也社長は、「資産運用残高20兆円の早期達成に向け、グループ内再編で総力を結集する」と指摘、「資産運用の枠を超え、未来を創る『次世代型総合アセット・プラットフォーマー』をめざす」と意気込みを語った。

 同社は8月20日、SBI岡三アセットマネジメントを子会社化した。さらに、12月1日にはSBIグローバルアセットマネジメントが存続会社となり、SBIレオスひふみと合併する予定だ。

 朝倉社長は、再編後の姿について「SBIグローバルアセットマネジメントを中核に『資産運用事業』と『投資教育・助言事業』を二本柱として推進し、資産運用残高の加速的拡大と収益率の飛躍的向上を同時に実現する」と説明した。

 同社は、グループ内再編により、機能集約と効率化で収益力を強化する。具体的には、運用会社3社のミドル・バックオフィス業務を共通化し、こうした業務の受託会社を新設することや、グループ外の運用会社にミドル・バックオフィス業務を提供することを検討する。

 また、公募投信や私募投信の販売チャネルを拡大し、インデックス運用とアクティブ運用の最適バランスを実現することで、持続的な成長モデルを構築する。

 海外展開については、外国の機関投資家や個人投資家の資金を日本株に呼び込む活動を推進するほか、海外の有力運用会社の買収・出資により事業基盤を拡大する。

(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(出所)SBIグローバルアセットマネジメント「2026年3月期第2四半期決算説明会資料」より(クリックで表示)

 さらに次なる成長ステージに向けて、オルタナティブ運用を拡大する。上場(パブリック)アセットから非上場(プライベート)アセットに商品を広げる。また、暗号資産ETFやセキュリティトークンなどの新興資産について開発を進める方針だ。

 資産運用事業と並ぶ事業の柱である「投資教育・助言事業」については、投資情報・教育・AIを融合することで、新たな価値を提供する。朝倉社長は「AIを活用し、投資家一人ひとりに最適な助言と学びを届け、自ら運用を実践できる環境を創出することで、『投資家主権』を確立していきたい」と述べた。

 

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