ウェルスナビ、パスキーによる認証を導入=顔・指紋認証で安全・簡単にログイン
2025年09月04日 08時30分

ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(東京、柴山和久社長)は3日、パスキーを用いた多要素認証を導入した。パスワードに代えて、スマホ・PCの所持情報と顔・指紋認証を組み合わせて、安全・簡単にログインできる。
パスキーとは、パスワードレス認証を実現するための国際規格「FIDO2」に基づく認証技術だ。お客さまのスマホやPCを使って設定できる。一度パスキーを設定すれば、顔・指紋などの認証でスムーズにログインできる。パスワードを使用しないため、パスワードなどの情報を盗み取ろうとするフィッシング詐欺を防ぐうえでも有効だという。

ウェルスナビでは、これまでに口座の乗っ取りによる不正取引の被害は確認されていない。また、万が一、口座を乗っ取られたとしても、サービスの仕組み上、個別の株式の取引はできない。また、仮に勝手に資産を売却されたとしても、第三者の銀行口座に不正に出金されることを防ぐ仕組みも設けているという。
同社では「パスキーの導入後も、安全性と利便性の改善に取り組み続ける」と話している。