マーケットニュース

SBI北尾社長、「地方創生」を熱く語る

<2020年9月11日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
9月半ばになり、夜はだいぶ涼しい風が吹くようになりました。運動不足解消のため毎晩家の近所を走っていますが、同じことを考える人が多いらしく、私のような初心者ランナー風の皆さんで遊歩道が混雑気味です。
それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

==============================
SBI北尾社長、「地方創生」を熱く語る

時事通信金融懇話会で講演するSBIホールディングスの北尾吉孝社長=2日、東京・銀座
時事通信金融懇話会で講演するSBIホールディングスの北尾吉孝社長=2日、東京・銀座

 7月のメールマガジンで遠藤俊英金融庁長官(当時)による金融懇話会のWeb講演を紹介しました。先週、その第2弾としてSBIホールディングスの北尾吉孝社長の講演会を開催しました。「地方創生」「分散型社会への変革」「地域金融機関の収益力強化」について北尾さんの考えがよく伝わってくる講演でした。

 SBIグループが進める地方創生への取り組みは、地域経済を構成する住民、産業、金融機関、地方公共団体という4つの主体すべての活性化が必要だとの考えが基本になっているとのこと。具体的には、次のようなイメージです。

 地域住民に良質な運用商品を提供することで、個人の資産が増え、消費が拡大する好循環を生み出す。地域企業にSBIが出資・提携する独自技術を持った企業や専門職人材を紹介し、競争力を高める。後継者問題を抱える企業はいったんSBIのファンドが買い取り、価値を高めたうえで株式公開などを行い、地元で事業を続けられるようにする。さらに、大阪・兵庫を中心とする地域に香港に代わる国際金融センターを構築する。

 こうした枠組みの中に、第4のメガバンク構想とも呼ばれる「地銀連合」が位置づけられています。現在は島根、福島、筑邦、清水の4行と資本業務提携していますが、最大10行程度まで拡大する計画。連携する銀行に対し、システムコスト削減やフィンテック対応、市場運用の高度化、顧客企業の販路拡大・電子商取引導入などの支援を進め、経営基盤を強化。同時にヒト、モノ、カネを東京から各地域に移そうという構想です。コロナ禍の教訓も踏まえ「分散型社会への転換を図らないといけない」と北尾さんは強調します。

 地銀連合については、自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官の発言も注目を集めました。

採録記事

菅氏、携帯再値下げに意欲=地銀「数が多過ぎる」―アベノミクス継承も独自色

 菅義偉官房長官は2日の自民党総裁選出馬会見で、携帯電話料金について「事業者間で競争が働く仕組みをさらに徹底していきたい」と述べ、一段の引き …

 先週の出馬会見を報じた時事通信の記事です。北尾さんや菅長官の発言で、株式市場では地銀株が軒並み上昇しました。業界再編は市場が好むテーマです。こうした思惑はともかく、地域金融機関が再編や連合、あるいは自力で体力を高め、それぞれの地域を元気にすること。それが一番大事です。
==============================

今週も編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。コラムで触れられていた金融懇話会・北尾社長の講演動画は、こちらのサイトからご覧ください。
皆さん素敵な週末をお過ごしください。 春原(すのはら)

 

メールマガジン
最新のリアルタイムマーケットニュースとデータをお手元に