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バブルの再来?米大手IT株が史上最高値

<2020年6月26日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
6月最後のメールマガジンです。昨日在宅勤務中に今年初めてのセミの鳴き声を聞きました。季節の変化に頭と身体が追いつきません。
それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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バブルの再来?米大手IT株が史上最高値

AFP時事
AFP時事

 初めて買ったパソコンは米アップル社のモニターと本体が一体になったMacintoshでした。ウィンドウズ95が登場する少し前のことです。「漢字トーク」という不思議な名称の日本語版OSを搭載し、デザインはずんぐりむっくり。とはいえ、遊びこごろに溢れたインターフェースとわかりやすい操作性が気に入り、それ以来私用PCはMac一筋を貫いています。

 しばらく経営から離れていた創業者のスティーブ・ジョブズが復帰し、携帯音楽プレーヤーiPodやモバイルの世界に革命を起こしたiPhoneの投入で世界有数の企業に躍進したアップル。ただ、PCの分野では昔も今も少数派です。愛着のあるMacではあるものの、長年使っていると大規模な枠組みの変更で痛い目に遭います。CPUがインテル製になり、かつてのソフトが全く動かなくなったのには参りました。しかし、この創造的破壊力こそがアップルの強さなのでしょう。

 今週、アップルがまたMacのCPUを変更するというニュースが届きました。切り替えは4度目。iPhoneなどに使っている自社製半導体にするとのこと。高いシェアを誇るiPhoneとの連携を高め、PCのシェア拡大を目指すのが狙いだと言われます。

 こうした戦略をニューヨーク株式市場は評価したとみえ、アップルの株価は絶好調です。「アフターコロナ」の時代は、IT企業に恩恵があるとして、アップルのほか、マイクロソフトやアマゾン、フェイスブックがいずれも史上最高値を更新。いくら何でも上がり過ぎだと思っていると、バロンズ・ダイジェストに気になる見出しが。

 ハイテクバブル進行中? 株式相場、歴史的四半期へ

 この記事では大手IT企業の株価急騰を「バブル」だと明言。1990年代終盤のような状況になっているとする市場関係者の見方を伝えています。前回のドットコム・バブルの頃に比べると、コンピューターや通信の技術は格段に進歩し、単なる期待先行とは異なります。それでも、すさまじい株価の上がり方を見ていると、風船が大きく膨らんで今にも破裂しそうなイメージが浮かんで、怖くなってきます。
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今週も編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。7月も引き続きよろしくお願いいたします。 春原(すのはら)