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なりすまし詐欺 銀行に補填責任

<2024年11月15日>

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〔欧州経済動向〕「なりすまし詐欺」にご用心=顧客損害、銀行に補填責任―仏最高裁

AFP時事AFP時事

 【パリ時事=妹尾優】フランス金融大手BNPパリバの男性顧客が「スプーフィング」と呼ばれるなりすましの詐欺で口座から計5万4500ユーロ(約900万円)をだまし取られる事件があり、破棄院(最高裁)は10月、パリバに対して男性の損害を全額補填(ほてん)するよう命じた。顧客の落ち度か、銀行の責任かが争われた訴訟。同様の手口による仏国内の被害額は2023年に3億7900万ユーロ(約620億円)に上り、今回の判決は「今後の判例になる」(リベラシオン紙)とみられている。

 ◇担当者から電話

 スプーフィングは、情報の発信源を偽装して受信側を誤信させる行為。パソコンやスマホの端末をネットワーク上で識別する番号「IPアドレス」を偽ったり、電話やメールで官公庁・有名企業をかたったりと、手法はさまざまだ。裁判では、通信相手を偽サイトに誘導して個人情報をだまし取る「フィッシン

 

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