株式市場は円安拒否か…トヨタでも崩れる「円安＝株高」の定式

＜2024年4月30日＞

こんにちは、JFSメルマガチームの新村です。GW前半が終了しましたね。ニュースで各地の混雑具合を見て尻込みしてしまい、結局いつもと同じ週末の過ごし方になってしまいました。後半は話題のスポットに行ってみたいと思います。それでは本日の編集長コラムをどうぞ。

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株式市場は円安拒否か…トヨタでも崩れる「円安＝株高」の定式

１ドル＝１５８円台に急落した円相場を示すモニター＝２７日午前、東京都中央区

　外国為替市場で円安・ドル高が止まらず、4月29日の海外市場で1990年以来およそ34年ぶりに一時1ドル＝160円を超えて円が売られました。昨年末から約20円の大幅な円安です。一方、東京株式市場は3月に日経平均株価が史上初の4万円台に乗せた後は頭打ちが続いています。

　そこで、外国為替市場と東京株式市場の値動きを振り返ってみました。用意したのは東証で株取引のあった直近2000営業日（2016年2月22日から今年4月26日まで）のドル円レートと、日経平均より輸出企業の影響が小さく、市場全体を網羅している東証株価指数（TOPIX）です。

　全期間の相関係数は0.795。相関係数は100％連動の1から完全に逆行する-1までの値を取り