日銀の「市場との対話」は

＜2023年1月20日＞

こんにちは、JFSメールマガジン担当の松田莉奈です。正月休みが遠くに感じますね。今年の休みは箱根駅伝を観戦しがてら、湘南海岸を散策してきました。海が近い暮らしに憧れるこの頃です。それでは今週の記事をどうぞ。

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2023/01/19 14:00

〔金利レーダー〕日銀、緩和修正の余波大きく＝市場は「正常化」を視野に

日銀本店で開かれた金融政策決定会合＝１８日、東京・日本橋本石町［代表撮影］

　日銀は、昨年１２月の金融政策決定会合で突如、大規模緩和策の一部修正に乗り出した。市場関係者の多くが予期していないタイミングで０％程度に誘導してきた長期金利の許容変動幅を０．２５％程度から０．５％程度に拡大したことがサプライズとなり、長期金利は大きく上昇（債券価格は下落）。日銀が許容する上限を超える事態が相次いだ。今月１７、１８日に開かれた会合で日銀は、新たに資金供給策の拡充により何とか金利を抑え込む姿勢を示したが、市場では既に金融緩和の「正常化」が視野に入っている。

　◇疑心暗鬼に陥った市場

　「日銀が何をやりたいのかわからない」―。ある証券会社の債券ストラテジストは、長期金利の上限超えに直面した日銀が、臨時の国債買い入れや指し値オペを次々と打ち出す様