味の素が挑む脱・中計～「日銀ショック」で業績予想は大混乱

＜2023年1月17日＞

こんにちは。JFSメルマガチームの林千晴です。
新年の挨拶で祖母と電話をした際に、頻繁にかかってくる「なりすまし電話」の話になりました。８０歳を超えている祖母ですが電話する際はもっぱらLINE通話で、固定電話にかけることはありません。そういった電話に出てしまったら「子どもら、孫らは、いま海外にいるんですけど！」と強気で言い張るそうです。ちなみに孫である私は今日本にいます。
それでは、本日の編集長コラムをどうぞ。

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味の素が挑む脱・中計～「日銀ショック」で業績予想は大混乱

時事

　外国為替市場で円高・ドル安が進み、昨年10月の1ドル＝152円付近から今年1月13日には127円台前半を付けました。予想外の事実上の利上げが金融市場を大きく揺さぶった「日銀ショック」により、わずか3カ月で約25円も円高が進んだ格好です。日銀が1月17、18日に開く金融政策決定会合で長期金利の変動幅を再び拡大すれば、円高が加速しそうです。

　日銀が昨年12月に発表した全国企業短期経済観測調査（短観）では、全規模・全産業の2022年度下期の想定為替レートは132円31銭でした。多くの日本企業にとって、足元のレートは想定より円高ということになります。昨年11月中旬にかけて開示された23年3月期の中間決算では、輸出企業を中心に為替