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中国の意表突く金融緩和

<2021年7月13日>

こんにちは。この度、JFSメルマガチームの一員となりました、中島 知乃(なかしま ともの)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
先日から近所のスーパーで夏野菜が安売りされるようになりました。夏野菜を生で食べるのはもちろん美味しいのですが、素揚げしておつゆに浸して食べると、野菜の甘みが増してお勧めです。ぜひお試しください。
それでは、今週の記事をどうぞ。

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2021/07/12 16:15

〔海外速報ニュース〕中国、景気下振れリスクに危機感か=意表突く金融緩和に臆測

EPA時事
EPA時事

【上海時事】中国人民銀行(中央銀行)が9日、「預金準備率」の引き下げで金融緩和に踏み切ったことに、市場では「当局が景気下振れリスクの高まりに危機感を強めつつあるのではないか」との見方が浮上している。中国は新型コロナウイルスの封じ込めにいち早く成功。世界経済にも回復の兆しが出る中、今後は財政・金融政策の「大盤振る舞い」を改め、引き締めに向かうのではないかとの見方が強まっていただけに、意表を突く金融緩和に困惑も広がっている。

 人民銀は同日、金融機関から強制的に預金を預かる比率の預金準備率を0.5ポイント引き下げる方針を発表。これにより、新たに約1兆元(約17兆円)が市場に供給される。表向きは、原油や鉄鉱石など原材料価格の高騰で厳しい経営状況が続く中小・零細企業の資金繰りを支援するというのが理由だ。

 ただ、一部では大手不動産会社などが巨額債務を抱え、デフォルト(債務不履行)の連鎖で信用不安が広がりかねない事態に危機感を持ったのではないかとの見方も出ている。また、輸出の先行きに暗雲が漂い、消費も盛り上がりを欠く中、景気下振れリスクに配慮し、改めて資金供給を増やすことで景気をてこ入れする狙いがあるとの指摘もある。

 市場関係者によると、米国の金融政策正常化が迫る中での金融緩和は、海外への資金流出を引き起こすリスクと裏腹だが、市場に潤沢な資金を供給し続ける姿勢を打ち出し、国内の動揺を抑える狙いがある。急激な人民元安を招きかねない「利下げ」は避け、預金準備率の引き下げで景気を刺激し、先手を打って下振れリスクや信用不安に対処する狙いだという。

 国海証券(広西チワン族自治区南寧市)によると、中国当局は昨年前半、「大水漫潅」とも呼ばれるバラマキ的な金融緩和により、コロナ流行で深刻な打撃を受けた経済を支えた。ただ、「カネ余り」でバブルは一段と深刻化。すでに高騰していた住宅価格は、2000年代の米国をはるかに上回るペースで上昇する事態となり、昨年後半以降、地方政府関連の債券発行や、不動産会社への融資を制限するといった形で引き締めに転じた。

 一方で、中国の輸出と経済の回復を支えてきた欧米の「巣ごもり需要」はワクチンの普及で変調の兆しが出ている。国海証券は、当局は、従来のような投資依存型の景気回復に陥らないように配慮しつつ、金融緩和の傾向を強めるのではないかと予測している。(了)
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本日もメールマガジンをご覧いただきありがとうございました。寒暖差の激しい日々が続いております。どうか体調を崩さぬよう、お気をつけてお過ごしください。次回号もよろしくお願いいたします。 中島

 

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