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ワクチンで再び3万円超えか 問題は米国のインフレ

<2021年6月11日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
先日、住宅街を歩いていたところ目の前で車が電柱に衝突し、ガラスが飛び散りました。幸い怪我人は出ていなかったようなので一安心ですが、久しぶりにヒヤッとする出来事でした。それでは、今週の編集長コラムをどうぞ。

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ワクチンで再び3万円超えか 問題は米国のインフレ

AFP時事
AFP時事

 日本でもようやく新型コロナワクチンの接種が進んできました。まだまだ米国や英国などには及ばないものの、夏場以降はかなり景色が変わりそうです。経済再開への期待が強まる中、多くの市場関係者に当面の見通しを聞いたところ、3カ月以内に日経平均株価が3万円台を回復する可能性があるとの回答が大半を占めました。

 時事通信は数十年前から「私の相場観」のタイトルで、証券や運用会社でマーケットを担当する市場参加者に見通しを語っていただく記事を日々配信しています。バブルの頃は「日経平均は5万円を目指す」との声が多く聞かれたものです。概して、株式を販売する側である証券会社などセルサイドには強気が多く、株を購入して資産を運用する保険会社などバイサイドは比較的冷静な相場観を語るケースが目立つ印象があります。

 今回は、セルサイド、バイサイドを合わせて23人の方を対象に3カ月後の日経平均のレンジを答えていただくアンケートを実施。このうち20人は、上限が3万円以上でした。

特選記事

日経平均3万円回復、23人中20人が予想=経済正常化や米金利安定で-時事・市場参加者アンケート

時事通信は5月下旬、市場関係者23人を対象に先行きの株価に関する初のアンケート調査を行った。3カ月後の日経平均株価について、新型コロナウイル …

 この記事によると、最も多い予想値は上限が3万円、下限は2万7000円でした。プラスの材料はワクチン接種の進展と企業業績の回復、米金利の過度な上昇回避といったところ。一方、マイナス要因は変異ウイルスによる感染再拡大、米国でのインフレ加速とテーパリングの検討本格化でした。

 最も気になるのは、はやり米国のインフレでしょう。今週のバロンズ・ダイジェストには、「市場は最近インフレに関しては落ち着きを見せているが、それは危険だ」と警鐘を鳴らす記事が載りました。株価収益率などの尺度を見ると米国株は相当割高な水準に達していますので、FRBの出方次第では大きく下げることが予想されます。

 今回のようなアンケート記事は、7月から3カ月ごとに配信する予定です。金融経済情報の編集・システム部門ではコンテンツの充実に向けた準備も進めています。近い将来、市場の転換点が訪れるのかどうか―時事通信の情報も参考に今後の動向をウオッチしてください。
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今週も編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。来週もどうぞよろしくお願いいたします。 春原(すのはら)

 

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