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ゲームストップ株暴騰 コロナが生んだ混乱劇

<2021年2月5日>

こんにちは。JFSメールマガジン担当の春原桃子です。
職場のすぐ裏手にあるドラッグストアが閉店するそうです。体調が悪い時や忘れ物をした時など何かとお世話になっていたのでお店がなくなると不便ですし寂しいです。閉店の理由は分かりませんが、在庫処分セールで商品棚はすっかりガランとなっていました。それでは、編集長コラムをどうぞ。

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ゲームストップ株暴騰 コロナが生んだ混乱劇

AFP時事
AFP時事

 先週末に大きく報じられたゲームストップ株をめぐる米株式市場の混乱劇。いろいろ考えさせられる出来事です。少し前から一部の銘柄が「特段の材料もないのに、売り方が踏み上げられ急騰している」という話題をバロンズなどが採り上げていました。ところが単なる踏み上げ相場ではなく、2011年に起きた「ウォール街を占拠せよ」の形を変えた再来かもしれないとは…

 ゲームストップは、世界に多数の店舗を構えてゲーム機器や新品・中古のソフトを販売する大手企業です。ネットでソフトをダウンロードする方式が主流になる中、ここ数年業容は縮小の一途。この会社の将来は悲観的だとして、大量にカラ売りするファンドもありました。今年初めの株価は約20ドル。1月半ばから徐々に上がり始め、27日の終値は何と347ドルに。わずか半月ほどで17倍。1年前との比較では90倍という驚くべき上昇ぶりです。

 個人投資家の大集団が買いの主役を務めました。手数料無料の投資アプリ「ロビンフッド」や投資情報を交換するSNSの「レディット」を使い、数万人あるいは数百万人もの人たちがゲームストップの株式やオプションを猛烈に買い進めたとみられています。背景にあるのは、米政府からの現金給付とステイホーム。新型コロナが資金と時間を提供し、投資経験の少ない一般市民が空前の規模でマーケットに参入することを可能にしました。

 ゲームストップ株の暴騰は、SNSを通じて連携した個人投資家による、カラ売り比率が極めて高い銘柄を狙い撃ちにした「仕手戦」です。こうした「連携」が相場操縦に当たるのかどうか。米当局が調査を始め、議会でも問題になっています。

 また、今回のケースは一般市民が金融のプロを敵視した「個人投資家対ウォール街」の構図だとの指摘があることも気になるところです。

採録記事

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米国では非常に興味深いことが起きているようである。個人投資家による投機的な取引で、ヘッジファンドが締め上げられているという。真偽のほどは明ら …

 同様の動きは商品市場にも及んでいることから、みんなで団結して一獲千金を狙う色彩が強いように見えます。記事で紹介する専門家によると、行き過ぎた相場はいずれ修正されるが、しばらくは要注意との見立て。同感です。バイデン政権による追加の現金給付が確実な状況下、混乱劇の第二幕、三幕がありそうな気がします。
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編集長コラムをご覧いただきありがとうございました。来週もどうぞよろしくお願いいたします。 春原(すのはら)

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