日興アセット、「プロダクト・ガバナンス規程」を制定=社長が参加するコミッティーを新設-「商品に関する統治」を強化
2025年07月14日 08時00分

日興アセットマネジメントは、新たに「プロダクト・ガバナンス規程」を制定し、社長を含む経営陣や商品管理部門の責任者らで構成する「プロダクト・ガバナンス・コミッティー」を新設した。プロダクト・ガバナンス(商品に対する統制)態勢の強化を図る狙い。
コミッティーでは、「投資信託の運用・販売状況のモニタリングの充実」、「適時適切な改善策の検討・実行」を行う方針だ。原則として四半期ごとに定期開催するほか、重要事項については臨時開催する。
具体的には、①ファンドパフォーマンスの検証と対応策の決定 ②商品特性と運用状況の継続的な検証 ③顧客属性・販売状況データの活用 ④プロダクト・ガバナンスに関する方針策定と情報開示-について、継続的に審議・決定する。
金融庁は昨年9月、家計の安定的な資産形成を図り、「成長と分配の好循環」を実現するため、製販全体として顧客の最善の利益にかなった商品提供の確保に向けて、「顧客本位の業務運営に関する原則」を改訂し、「プロダクトガバナンスに関する補充原則」を追加した。