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6月末のMAB-FPI総合、プラス2.63%=8カ月連続で過去最高

2021年07月07日 10時00分

MAB-FPI総合の推移MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた6月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比415ポイント(2.63%)高の1万6191ポイントとなり、8カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出しており、6月29日には1万6195ポイントまで上昇した。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がプラス4.74%、国内REIT(不動産投信)がプラス4.10%、海外REITがプラス3.39%など、10のカテゴリーで上昇した。一方、外国債券(先進国)はマイナス0.01%と下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス9309億円と、7カ月連続で大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス6651億円、外国債券(先進国)がプラス1306億円と、それぞれ純流入になった。一方、エマージング債券がマイナス210億円、国内REITがマイナス181億円と、それぞれ純流出になった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より2兆6803億円増加して、80兆2803億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。(了)

 

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