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ふるさと納税、「利用経験あり」が57%=未利用者は、手続きや手間が理由に-400F「オカネコ」調べ

2024年12月06日 09時00分

(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」をまとめた。この中で、ふるさと納税の利用経験を尋ねたところ、「利用している・したことがある」が57.0%、「利用したことがない」が43.4%だった。

 同社では「利用者の再利用意向や推奨意向は高く、満足度の高い制度であることがうかがえる」と分析している。この調査は、全国の「オカネコ」ユーザー640人に、11月上旬に実施した。

◆利用者、「家計見直し」のきっかけに

(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(クリックで表示)

 利用者に「ふるさと納税をきっかけに、家計管理や資産形成を見直したり、考えたりしたことはあるか」と尋ねたところ、31%が「はい」と回答した。その内容は「家計(収入・支出等)を見直した」(55.1%)、「その他の節税方法を検討した」(45.8%)、「資産運用の方法を見直した」(38.7%)などが多かった。

◆未利用者、「分からない」「面倒」

 一方、未利用者に、ふるさと納税の感想を尋ねたところ、トップは「何から始めていいのか分からない」で41.8%だった。次いで「手続きが面倒」(34.9%)、「収入が少なくてできない」(28.4%)、「制度がよく分からない」(23.6%)などが上位を占めた。

 同社では、「手続きや手間を理由になかなか始められない人が多く存在していることが分かった」として、12月13日までの期間限定で、無料の個別オンライン解説セミナーを実施するとしている。

◆400Fと「オカネコ」

(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(出所)「オカネコ ふるさと納税の利用意向調査」(クリックで表示)

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスを、ワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計状況を診断してもらえる。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロからの個別アドバイスコメントが届き、チャットや面談で個別相談もできる。

 

 

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