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ウェルスナビ、分散投資の効果を検証=値動きのブレを抑制する効果、8月の急落局面のデータ使い

2024年10月02日 08時00分

(出所)ウェルスナビ(出所)ウェルスナビ(クリックで表示)

 ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京、柴山和久CEO)は、8月上旬の株価の急落局面について、実際のデータを使い、「WealthNavi」の5つの運用プランと、代表的な世界株指数の「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)配当込み」の騰落率を比較した。

 試算は、日経平均株価が年初来高値となった7月11日から、過去最大の下落幅を記録した8月5日の期間で実施した。円ベースでみると、世界株指数は16.0%下落したが、株式に約85%を配分する運用プラン「リスク許容度5」は14.2%の下落、株式に約20%投資する「リスク許容度1」は9.0%の下落にそれぞれとどまった。

 同社執行役員・リサーチ&クオンツの牛山史朗氏は「株だけでなく債券や金、不動産など複数の資産を組み合わせて、ポートフォリオ全体としての値動きを小さくする分散投資の効果が見て取れる」と分析。「長期投資を続けていくうえでは、今回のような相場の混乱や金融危機を何度も乗り越えていく必要があるので、運用プランを検討する際には、期待リターンだけでなく、自分に合ったリスクを見極めて運用することが大切だ」と話している。

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 ウェルスナビのロボットアドバイザー「WealthNavi」は、スマートフォンなどで簡単な質問に答えると、コンピューターが自動で資産配分し、株式や債券、不動産など世界50カ国の1万2000銘柄に分散投資してくれる。新NISA(少額投資非課税制度)にも対応しており、毎月1万円から自動で積み立てられるため、手軽に「長期・積立・分散」を実践するツールとして人気を集めている。6月末時点の利用者数は40.8万人で、預かり資産額は7月4日時点で1兆3000億円を突破した。

 

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