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4月末のMAB-FPI総合、プラス2.34%=6カ月連続で過去最高

2021年05月12日 08時07分

MAB-FPI総合の推移MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた4月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比360ポイント(2.34%)高の1万5727ポイントとなり、6カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出しており、4月28日には1万5729ポイントまで上昇した。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がプラス5.38%、外国REIT(不動産投信)がプラス4.72%となるなど、10のカテゴリーで上昇した。一方、国内株式はマイナス2.14%と下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス6489億円と、5カ月連続で大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス7441億円、国内債券がプラス584億円と、それぞれ純流入になった。一方、外国REITがマイナス502億円、エマージング(新興国)株式がマイナス339億円と、それぞれ純流出になった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より2兆1494億円増加して、76兆8691億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。(了)

 

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