お金に関する情報収集、「友人/家族」「SNS」が上位-フィデリティ調査
2024年07月19日 07時11分
(出所)「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2023」(クリックで表示)
フィデリティ・インターナショナルが実施したウェルビーイングや金融行動に関する国際調査「フィデリティ・グローバル・センチメント・サーベイ2023」をまとめた。
この中で、お金に関する情報の入手先を尋ねたところ、日本ではトップが「友人/家族」(14%)、次いで「ソーシャルメディア(SNS)」(9%)だった。SNSがトップ2に入ったのは、日本とUAEのみだった。一方、「ファイナンシャル・アドバイザー」は5位で7%にとどまった。
調査は、2023年7~10月に世界23カ国・地域の2万6000人に調査し、このうち日本では2000人に実施した。
フィデリティ投信のフィデリティ・インスティテュート首席研究員の浦田春河氏は「日本では、お金に関するアドバイスの入手先としてSNSの人気が高く、これは世界でも珍しい現象だ」と分析。「SNSからは、最大公約数的な情報が一方通行で流れるきらいがある。個々人の状況に合わせた資産形成ができるよう、専門家からのアドバイスをもっと気軽に活用できるようになれば、日本は資産運用立国としてさらに発展していけるだろう」と指摘している。