「おまかせNISA」、事業成長の柱に=ウェルスナビの柴山社長-第1四半期決算説明会で
2024年05月16日 08時30分
(出所)ウェルスナビ「2024年12月期第1四半期決算説明会資料(クリックで表示)
ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京、柴山和久社長)は、2024年12月期の第1四半期(1-3月)決算説明会を開催した。
1月にスタートした新しい少額投資非課税制度(NISA)に全面対応した自動運用サービス「おまかせNISA」の状況を見ると、3月末の運用者数は9.4万人(前年同期は5.8万人)に拡大、1人当たり預かり資産額は平均で451万円と、全運用者平均の288万円を大きく上回った。NISA口座の預かり資産額は1554億円(同696億円)に増加した。
ウェルスナビの全体の3月末の運用者数は39.8万人(前年同期は36.3万人)、預かり資産額は1兆1461億円(同7776億円)だった。
柴山社長は「『おまかせNISA』は、全運用者平均と比較して、ひとつ際立った成長を見せており、当社の事業成長の一つの大きな柱になっている」と述べた。
また、利用者の投資経験を見ると「運用者全体では、投資初心者だった人の割合が全体の3分の1程度なのに対して、『おまかせNISA』は半分程度を投資初心者が占めており、投資家の裾野拡大に貢献している」と指摘した。