3月末のMAB-FPI総合、プラス2.30%=5カ月連続で過去最高
2021年04月06日 12時00分
MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた3月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比345ポイント(2.30%)高の1万5367ポイントとなり、5カ月連続で月末ベースの最高値を更新した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国REIT(不動産投信)がプラス6.91%、国内株式がプラス4.58%、国内REITがプラス4.44%など、その他を除く、10のクラスで上昇した。
一方、設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス9346億円と大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス7346億円、複合資産がプラス999億円、国内債券がプラス884億円など、それぞれ純流入になった。一方、ハイイールド債券がマイナス257億円、外国REITがマイナス246億円など、それぞれ純流出になった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より2兆3361億円増加して、74兆7197億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。(了)