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「春休みワークショップ 投資家を体験してみよう」を開催=レオス・キャピタルワークス

2024年03月25日 14時00分

(出所)レオス・キャピタルワークス(出所)レオス・キャピタルワークス

 投資信託「ひふみ」シリーズを運用するレオス・キャピタルワークス(本社東京、藤野英人会長兼社長CIO)は、小中学生を対象に「春休みワークショップ 投資家を体験してみよう」を2024年3月22日に開催した。

 この日は、小学3年から中学3年までの19人が参加。「コンビニのお菓子の棚」を題材に、投資家の目線に立って、気づいたことや陳列のアイデアを話し合い、コンビニの棚に隠された企業のさまざまな工夫を学んだ。

 同社は、投信等を運用するプロの投資家について「一般的に、企業業績や報告書を読み取り、日々のニュースに目を光らせる難解な仕事だとイメージされているが、実は日常的に目にするモノから投資のヒントを得て、世の中の変化を常に観察し、企業を調査・分析してお金を投資している」と紹介、ワークショップを通じて、投資家の視点を体験してもらった。

(出所)レオス・キャピタルワークス(出所)レオス・キャピタルワークス

 講師を務めた営業本部営業本部長補佐の仲木威雄さんは、子どもたちに金融教育を提供する意義について「利益を上げている会社は、良い製品やサービスを提供して、多くの人に幸せを届けている。こうした企業に投資されたお金は、研究開発や設備投資などに使われ、さらに良い製品・サービスを生み出している」と指摘。「投資によって社会全体がゆたかになることを理解してもらえれば、大人になっても投資やお金についてネガティブならないだろう」と話した。

 同社は2月に、初の児童書「投資家と考える10歳からのお金の話」(レオス・キャピタルワークス ひふみ金融経済教育ラボ著、講談社)を出版した。「そもそもお金とはなんなのか」というお金の基本から、「お金の上手な使い方」や、「なんのためにお金を稼ぐのか=働くのか」という理由まで、読者と一緒に考えていく構成になっている。

 基礎編、中級編、上級編の3章構成で、各章の導入部分は、「祖母から遺されたお金をどう使おうか考える少年のストーリー」が、「ジャンプ+」等で活躍する遠田おとさんの漫画で展開されており、読者が自然にお金ついて問題意識を持てるように工夫されている。

(出所)レオス・キャピタルワークス(出所)レオス・キャピタルワークス

 巻末には「起業家インタビュー」として、連続起業家の家入一真さん、JINS創業者の田中仁さん、建築家の隈研吾さんへのインタビューを掲載し、各分野で活躍中の「大人たち」がどんな子どもだったのか、原点はなんだったのかを深掘りしている。

 

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