「お金を育てる春休み教室~クイズゲームで学ぶ資産運用~」を開催-野村アセット×QuizKnock
2024年03月22日 08時30分
野村アセットマネジメントとクイズ王の伊沢拓司さんを中心にエンタメと知識を融合したメディア活動を展開するQuizKnock(クイズノック)は、小学4~6年生とその保護者を対象に「お金を育てる春休み教室~クイズゲームで学ぶ資産運用~」を開催した。約1時間の教室を2回開催し、合わせて43組(96人)の親子が参加した。
子どもたちはこの日、QuizKnockの伊沢さん・とむさんと、おかずを選んでお弁当を作るゲームに挑戦した。おかずの値段が変わるルーレットを3回まわすことで、スタート時に1000円に設定したお弁当が、値上がりしたり、値下がりしたりする。一番高いお弁当を目指して、ルーレットを回すたびに歓声と悲鳴が教室にあふれ、子どもたちはゲームを楽しんだ。
ゲームの後に、野村アセットマネジメント CXソリューション部の五代紗英さんが、お弁当ゲームを「お金の世界」に置き換えると、毎日値段が変わる株式などを購入してお金を育てる「投資」がイメージできることを説明した。また、どれが値上がりするか予想するのが難しい中で、単品にすると大きく値下がりする心配があるが、バランス良く「分散」することで大きな変動を抑える効果が期待できることを体験した。
さらに、お弁当ゲームの考え方は、お金の世界では「投資信託」と呼ばれる金融商品に生かされていることや、投資信託を運用するのが「資産運用会社」で、専門家が投資先を選んでくれることも教わった。
伊沢さんは、この日の感想について「子どもたちにゲームを楽しんでもらえて良かった。即効性のある知識として覚えてもらう狙いではなく、淡い思い出として子どもたちの記憶のどこかに残っていて、大人になってニュースを見たときや、生活の中で役立ててもらえれば良いと思う」と話した。
とむさんも「こうした体験は、子どもたちの将来の選択肢を広げることになり、意義がある」と指摘した。
子どもたちには、昨年12月に出版されたばかりの「QuizKnockと学ぶ!クイズとマンガで分かる投資信託入門」(野村アセットマネジメント著、朝日新聞出版)がプレゼントされた。
伊沢さんはこの本について、「小池広靖社長との対談の中で、この本の構想が生まれた。漫画を使っており、入口は楽しくフレンドリーだが、内容に手加減はなく、難しいことをきちんと分かりやすく伝えている。知識に対して真摯な本になっている」と話した。
とむさんもこの本の内容に触れ「やさしい顔して、しっかりしている」とアピールした。
野村アセットマネジメントは2022年10月、QuizKnockの運営会社と提携し、伊沢さんは資産形成アンバサダーに就任した。QuizKnockのメンバーと楽しく資産形成を学べる動画を配信したり、18歳以上の人を主な対象とするセミナー「お金を育てるキャラバン NISAを学ぼう」などを全国各地で開催したりしている。小学生を対象としたセミナーをQuizKnockと開催するのは、今回が初めて。