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未経験者には「特長のアピール」が重要=「少額から」「積立」「お任せ」「簡単」-投信協会アンケート

2024年03月15日 08時00分

(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(クリックで表示)

 未経験者には「投信の特長」をアピールすることが重要だ-。投資信託協会は「2023年 投資信託に関するアンケート調査」で、投信の利用拡大に向けた方策を分析した。調査は昨年9月、全国の20~79歳の男女2万人にインターネットで実施した。

 調査の中で、投信保有者に「投信が優れていると感じる点」を尋ねたころ、「少額でも分散投資ができる」「積立投資ができる」「専門知識や時間がなくても投資ができる」「購入手続きが簡単」などの回答が上位を占めた。一方、投信の未経験者は、これらに対する評価が相対的に低く、投信の魅力が十分に伝わっていない可能性があることが分かった。

(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(クリックで表示)
(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(出所)投資信託協会「2023年 投資信託に関するアンケート調査」(クリックで表示)

 投信の未経験者に「投信を保有していない理由」を尋ねたところ、「まとまった資金がない」「商品の種類が多く自分では選択できない」「購入するのに手間がかかる」を上げる人が多かった。ただ、これらの障害は、「少額から」「積立」「お任せ」「簡単」といった「投信の特長」を生かすことで解消することが可能だ。

 協会は「未経験者に投信の購入を促すには、それぞれの非購入理由に合った『投信の特長』をアピールすることが重要だ」と指摘している。

 さらに調査で「お金の話にふれたことのあるもの」を尋ねたところ、トップは「動画サイト(YouYube等)の動画配信」で、2位は「勤め先企業の確定拠出年金の導入・継続教育」だった。

 20代では「高校や大学での講義」が他の世代より高く、高齢層では「金融機関が主催するセミナー」が多かった。

 

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