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私的年金の改善希望、「手続きをより簡単に」がトップ=2位は「公私年金を併せて確認できるツールがほしい」-内閣府調査

2024年03月04日 09時30分

(出所)内閣府「生活設計と年金に関する世論調査(令和6年3月)」43ページ(出所)内閣府「生活設計と年金に関する世論調査(令和6年3月)」43ページ(クリックで表示)

 内閣府が1日発表した「生活設計と年金に関する世論調査」で、私的年金加入者に「改善を希望する点」を尋ねたところ、トップは「手続きをより簡単にしてほしい」で36.2%を占めた。2位は「公的年金・私的年金を併せて自分の年金情報を確認できるツールがほしい」(31.0%)だった。

 このほか、「手数料をより安くしてほしい」(21.9%)、「十分な資産形成のため、掛金の拠出限度額を引き上げてほしい」(19.8%)、「運用方法についてアドバイスを受ける機会がほしい」(19.3%)、「転職時に積み立てた資金をスムーズに移管できるようにしてほしい」(16.5%)、「より少ない金額から拠出できるようにしてほしい」(14.5%)とする声もあった。

 調査は昨年11~12月に、全国の18歳以上の男女5000人に郵送方式で実施し、2833人から回答を得た。

◆加入したい私的年金、「わかりやすい」「手続き簡単」「少額から始められる」

(出所)内閣府「生活設計と年金に関する世論調査(令和6年3月)」47パージ(出所)内閣府「生活設計と年金に関する世論調査(令和6年3月)」47パージ(クリックで表示)

 調査で、いずれの私的年金にも加入していない人に「加入したいと思う私的年金制度の特徴」を尋ねたところ、「制度がわかりやすい」(42.2%)、「手続きが簡単」(37.5%)、「少額の掛金から始められる」(36.9)がトップ3を占めた。

 

 

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