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「eMAXIS Slim」シリーズ、残高8兆円を突破=最短の1カ月で1兆円増加-三菱UFJアセットマネジメント

2024年02月22日 08時00分

(出所)三菱UFJアセットマネジメント(出所)三菱UFJアセットマネジメント

 三菱UFJアセットマネジメントが運用する低コストのインデックスファンド「eMAXIS Slim」シリーズの純資産総額の合計額は、2月16日に8兆0591億円に拡大し、8兆円を突破した。今年1月に7兆円に達してから過去最短となる約1カ月間で純資産総額が1兆円増加した。

 国内外の株式市場が好調なことに加えて、新しい少額投資非課税制度(NISA)がスタートしたことで、資金流入が急拡大している。

 公募株式投信(除くETF)について業界全体の残高ランキングを見ると、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額は2兆5206億円(2月16日時点)となり、第2位に浮上した。トップは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で3兆6957億円(同)となっており、「eMAXIS Slim」シリーズのファンドが1位と2位を占めた。

 このシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトが、多くの個人投資家の支持を集め、新NISAがスタートして以降、資金流入が加速している。

 さらに、このシリーズのコスト設定のもう一つの特徴は、一定の純資産総額を超過した部分により低い信託報酬率を適用する「受益者還元型信託報酬率」を採用している点だ。ファンドの規模拡大によるメリットを、投資家に還元している。

 具体的にみると「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬率は、目論見書に「年率0.09372%(税込み)以内」と記載されている。「受益者還元型信託報酬率」を適用した実際の信託報酬率は、資産規模拡大の効果で約0.09267%(税込み、2月16日時点)に低下している。

 同様に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の信託報酬率は「年率0.05775%(税込み)以内」と記載されているが、「受益者還元型信託報酬率」を勘案した実際の信託報酬は約0.05760%(税込み、2月16日時点)になっている。

【ニュースリリース】『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』シリーズ合計純資産総額8兆円を突破
https://www.am.mufg.jp/corp/press/__icsFiles/afieldfile/2024/02/20/release_240220.pdf

 

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