ロボットによる金融商品の総合助言サービスを共同開発へ=2025年にリリース予定-三菱UFJ銀行とウェルスナビ
2024年02月15日 08時30分
三菱UFJ銀行とロボットアドバイザー最大手のウェルスナビは、資本業務提携し、コンピューターが幅広い金融商品について中立的に助言する「総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP)」を共同開発すると発表した。2025年中にリリースし、段階的にサービス内容を拡充していく。
MAPは、お客さまの年齢や家族構成、個人資産などのデータを収集し、コンピューターがお客さまに最適な金融商品等をアドバイスするサービスだ。アドバイスの対象商品は、資産運用商品に加えて、生命保険や年金、金融教育、住宅ローンなどに段階的に広げる方針で、生涯を通じてお客さまのその時々の状況に応じて、中立的な立場から提案する。
記者会見でウェルスナビの柴山和久社長は、MAPについて「お客さまが入力したライフイベントなどのデータを基にアルゴリズムを介して、さまざまなリスクを総合的に判断し、その上で中立的な立場からお客さま一人一人に対して総合的にアドバイスを提供する」と説明した。
(出所)ウェルスナビ(クリックで表示)
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「例えば、『NISAによる老後の備え』と『保険による万が一の場合の家族への備え』を合わせてアドバイスを行い最適なサービスを提供していくイメージだ。金融商品やサービスの組み合わせについては、お客さまのライフステージに合わせて、定期的に見直しを行っていく」と述べた。