投資初心者、25%超が「積立投資を設定」=新NISAをきっかけに-ウェルスナビ調査
2024年02月15日 08時00分
新NISAにより変えた行動、あるいは実施予定のものはどれですか(クリックで表示)
ロボットアドバイザー最大手のウェルスナビ(本社東京、柴山和久社長)は、新しい少額投資非課税制度(NISA)のスタートに合わせてアンケート調査を実施した。
この中で、「新NISAがスタートしたことで『変えた行動』あるいは『実施予定』」について、投資初心者の回答を集計したところ、「積立投資を設定した」が25.1%、「資産運用をする金額を増やした」が20.8%と、上位を占めた。
調査は1月12~13日に、全国の20~50代の投資意向のある約4100人に実施し、このうち投資初心者と自己評価した約3000人の回答をまとめた。前回発表では投資未経験者約1100人をまとめた。
◆難しい点は「投資する商品選び」がトップ
新NISA制度について難しいと感じる点はなんですか(クリックで表示)
「新NISAで難しく感じる点」を複数回答で選んでもらったところ、投資初心者では「投資する商品の決めた方」がトップで45.2%だった。次いで「投資する額の決め方」(27.2%)、「NISA制度そのもの」(26.0%)、「自分のライフプランにあった使い方」(24.5%)などが上位を占めた。
この調査結果について、執行役員・リサーチ&クオンツの牛山史朗氏は「淡々と積立投資を続けることは資産運用の成功確率を高めるため、働く世代の方々にぜひ取り組んでもらいたい。ウェルスナビでも7割近くの方が自動積立を利用している。また、ウェルスナビの『おまかせNISA』は、最適な資産配分になるよう自動で資産を購入する。NISA口座における商品選びに悩む方は、ぜひ利用して欲しい」と話している。