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環境商品の購買促進で実証実験=全国4店舗で1カ月間-日本総研と9社が「みんなで減CO2プロジェクト」

2024年01月18日 13時00分

(出所)CCNC、スギ薬局・須磨北店の特設棚(出所)CCNC、スギ薬局・須磨北店の特設棚

 日本総合研究所と民間企業9社は18日、環境配慮型商品の購買を促進する実証実験「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト~触れて、学んで、取り組んで!誰でもできる減CO2行動で脱炭素!」をスタートした。東京、名古屋、大阪、神戸の4店舗で1カ月間実施する。

 普段の買い物の中に、二酸化炭素(CO2)などの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルに対応した商品を取り入れてもらうことで、消費者と企業が一緒になって脱炭素社会の実現を目指す。

 実証実験を行うのは、スギ薬局の3店舗(東京:江戸川瑞江店、名古屋:名古屋ゼロゲート店、神戸:須磨北店)と万代の1店舗(大阪:高槻インター店)。脱炭素に取り組む企業の商品を集めた「特設棚」を設け、来店者に特設棚へ足を運んでもらうための「仕掛け」や「アプリコンテンツ」を提供する。

 プロジェクトの担当者は「生活者が脱炭素の取り組みに触れて認知を広げ、学びを通して楽しみ、興味を持って自分ゴト化する機会を用意することで、企業や行政、生活者が協力しながら脱炭素社会の実現に向けて取り組むことが重要だ」と話している。

(出所)CCNC、万代・高槻インター店 の仕掛け(出所)CCNC、万代・高槻インター店 の仕掛け

 日本総合研究所と民間企業9社<Daigasエナジー(本社大阪市)、アサヒグループジャパン(東京都)、アスエネ(東京都)、サラヤ(大阪市)、三幸製菓(新潟市)、スギ薬局(愛知県)、日本ハム(大阪市)、万代(東大阪市)、ユーグレナ(東京都)>は昨年9月、共同企業体「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム(CCNC)」を設立。カーボンニュートラルの実現に向けて、「買い物」「教育」「お金」という三つの切り口で取り組みを進める方針だ。

 

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