新NISA、積立平均金額6万0689円=前回調査を大きく上回る-400F「オカネコ」調べ
2024年01月18日 14時00分
家計診断・相談サービス「オカネコ」を展開する400F(本社東京、中村仁CEO)が実施した「オカネコ 新NISAの利用意向調査」によると、「つみたて投資枠」を利用した毎月の積立平均額は、6万0689円になった。
調査は1月4日~同7日に、全国の「オカネコ」ユーザー1594人に実施した。新NISAの利用状況を尋ねたところ「利用している」が37.8%、「利用を検討している」が20.0%、「利用していない」が42.2%だった。このうち「利用している」と回答した人に「つみたて投資枠」での毎月の積立額を尋ねた。
◆金額別では「9万円以上」がトップ
金額別では「9万~10万円」が36.5%と最も多く、次いで「5万~6万円」が15.3%、「3万~4万円」が10.1%だった。グラフで見ると、上限の金額帯と平均の金額帯にピークが二つできる形状になった。
前回調査(23年1月末~2月初旬に663人の「オカネコ」ユーザーに実施)では、「つみたてNISA」の毎月の積立額の平均が2万3416円、新NISAの積立予想金額の平均が4万8665円だったので、これら数値を大きく上回った。
◆利用しない理由「手続きが面倒」がトップ
調査で、新NISAを「利用していない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、「手続きが面倒だから」が28.1%でトップ。次いで「新NISAとこれまでのNISAの違いがわからず、具体的な行動に移せない」24.0%、「投資初心者なのでリスクが怖い」が21.0%の順だった。
同社では「手続きや情報面でのサポート不足により行動に移すことができないことが判明した」と指摘している。
400Fが提供する「オカネコ」は、証券・保険・銀行などのさまざまな疑問をワンストップで無料相談できる。スマートフォンで質問に答えると家計診断を受けられるほか、お金の専門家からチャットでアドバイスを受けられる。