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新NISA控え、資産運用の相談が急増-IFA法人Fan、預かり資産1500億円を突破

2023年11月29日 09時30分

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 来年1月に新しい少額投資非課税制度(NISA)のスタートを控え、資産運用の相談が急増している。IFA法人のFan(本社富山市、尾口紘一社長)では、今年後半から相談件数の増加傾向が顕著になっており、10月の相談件数は前年同月比2倍強の800件弱と、過去最高を更新した。「土曜日を中心にアドバイザーのスケジュールがほとんど埋まっている」(経営企画部の竹瀬将大氏)という。

 相談に訪れるお客さまは「新NISAの話題が出てから、特に若い世代が増えており、20代~40代の方を中心に『まずは少額から積立投資を始めてみたい』という方が多くなっている」(竹瀬氏)という。

 新NISAについては「非課税投資枠が広がったことが一番大きな関心事になっている」(同)とされ、今までNISAを使ったことが無かったお客さまからの相談に加えて、「既にNISAで積み立て投資をされているお客さまの中にも、新NISAをきっかけにライフプランの再構築を行い、増額を検討するケースが出てきている」(同)という。

 IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)は、銀行や証券会社などの金融機関に所属せず、中立・公正な立場で資産運用のアドバイスをする金融商品仲介業者だ。お客さまのライフプランに合わせて一人一人に最適な運用計画を立て、その実行を長期的・継続的にサポートしている。

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 Fanは、2008年に富山市で創業した。「資産運用をあたりまえに」をビジョンに掲げ、東京、大阪、福岡など全国11カ所の店舗で、対面やオンライン相談、セミナーなどを無料で提供している。11月14日時点で仲介口座数は2万口座を、仲介する預かり資産残高は1500億円をそれぞれ突破した。

 

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