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ウェルスナビ、NISAに対応=ロボットアドバイザーで初めて

2021年02月16日 06時37分

柴山和久社長

 コンピューターが自動で資産運用する「ロボットアドバイザー」で残高首位のウェルスナビ(本社東京、柴山和久社長)は、少額投資非課税制度(NISA)に対応した新サービスを17日にスタートする。ロボットアドバイザーで初めて、NISAを利用できる。

 サービス名は「おまかせNISA」。お客さまは、同社の投資一任運用サービス「WealthNavi」の契約と合わせて、NISA口座を開設するだけ。手続きは全て、スマートフォンを使って、オンライン上で完結できる。運用内容は「WealthNavi」と同じで、お客さまのリスク許容度に合わせて、世界の株式や債券、不動産、金など、約50カ国の1万1000銘柄に自動で分散投資する。

年間120万円(最大600万円)まで投資できる一般NISAに対応しており、投資額や積立額でNISAの限度額を超えた部分は、通常の「WealthNavi」の口座で運用する。

 柴山社長は、NISAの現状について「広く認知され、興味を持たれているものの、『何を買っていいか分からない』『使い方や手続きが難しい』として、利用していない人が多い」と指摘。「自動でおまかせの資産運用ができて、手続きもオンライン上で簡単に済ますことができる新サービスを提供することで、働く世代の資産運用をより強力にサポートしていきたい」と話している。(了)

 

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