２月末のＭＡＢ－ＦＰＩ総合、プラス１．４６％＝２カ月連続で増加

2023年03月06日 08時30分

　投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた２月末の投信指数「ＭＡＢ－ＦＰＩ総合」は、前月比２２３ポイント（１．４６％）高の１万５５００ポイントとなり、２カ月連続で増加した。この指数は、公募追加型株式投信（上場投信を除く）を対象に、１９９７年３月末を１万ポイントとして、同社が毎日算出している。

　１１の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式（先進国）がプラス２．８８％、ハイイールド債券がプラス１．９２％と八つのカテゴリーが上昇した。一方、エマージング株式がマイナス１．０９％、その他がマイナス１．０７％と三つのカテゴリーが低下した。

　設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス４０９９億円と２７カ月連続で純流入になったもようだ。１１の資産クラス別に見ると、外国債券（先進国）がプラス１３８４億円、外国株式（先進国）がプラス１３８３億円など十のカテゴリーが流入超になった。一方、国内債券がマイナス４５８億円の流出超だった。

　調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より１兆５２２７億円増加して、８７兆６１１０億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/