12月末のMAB-FPI総合、マイナス4.72%=2カ月連続で減少
2023年01月06日 11時00分
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた昨年12月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比734ポイント(4.72%)安の1万4812ポイントとなり、2カ月連続で減少した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がマイナス5.97%、海外REITがマイナス5.96%、国内株式がマイナス5.51%など、全てのカテゴリーで低下した。
設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス1兆0335億円と25カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス3893億円、国内株式がプラス2249億円など九つのカテゴリーが流入超になった。一方、国内債券がマイナス98億円、エマージング債券がマイナス41億円と二つのカテゴリーが流出超だった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より3兆1818億円減少して、82兆8460億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。
【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/