ウォール・ストリート・ジャーナル
コモディティコンテンツ

マーケットニュース

9月末のMAB-FPI総合、マイナス4.96%=3カ月ぶりに下落

2022年10月06日 09時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた9月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比784ポイント(4.96%)安の1万5026ポイントとなり、3カ月ぶり下落した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国REITがマイナス10.36%、外国株式(先進国)がマイナス5.90%、国内株式がマイナス5.63%、エマージング株式がマイナス5.34%など、すべてのカテゴリーで下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス8981億円と22カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス3937億円、国内株式がプラス2288億円、複合資産がプラス1157億円など九つのカテゴリーが流入超になった。一方、エマージング株式がマイナス145億円、エマージング債券がマイナス109億円と二つのカテゴリーが流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より3兆5361億円減少して、82兆3631億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

ウォール・ストリート・ジャーナル
オペレーションF[フォース]