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6月末のMAB-FPI総合、マイナス1.88%=3カ月連続で下落

2022年07月06日 09時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた6月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比292ポイント(1.88%)安の1万5241ポイントとなり、3カ月連続で下落した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がマイナス2.74%、国内株式がマイナス2.53%など九つのカテゴリーで下落した。一方、エマージング(新興国)株式がプラス2.15%、エマージング債券がプラス0.16%と二つのカテゴリーで上昇した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス9021億円と19カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス4237億円、複合資産がプラス1376億円など九つのカテゴリーが流入超になった。一方、エマージング債券がマイナス73億円、エマージング株式がマイナス40億円など二つのカテゴリーが流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より8580億円減少して、82兆2163億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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