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5月末のMAB-FPI総合、マイナス1.10%=2カ月連続で下落

2022年06月06日 12時00分

 

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた5月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比172ポイント(1.10%)安の1万5532ポイントとなり、2カ月連続で下落した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国REIT(不動産)がマイナス6.95%、外国株式(先進国)がマイナス1.67%など九つのカテゴリーで下落した。一方、国内REITがプラス1.67%、国内株式がプラス1.06%と二つのカテゴリーで上昇した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス7887億円と18カ月連続で純流入になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス5610億円、複合資産がプラス826億円など八つのカテゴリーが流入超になった。一方、エマージング(新興国)株式がマイナス104億円、エマージング債券がマイナス80億円など三つのカテゴリーが流出超だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より2674億円減少して、83兆0744億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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