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消費生活やライフプラン、6割強が「学んだ」=高校生にアンケート-生命保険文化センター

2022年03月23日 09時00分

高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査

 生命保険文化センターは「高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査」をまとめた。2012、16年に次いで3回目。調査は昨年7月、全国の高校1、2年生、3125人に実施した。

 それによると、「消費生活や生活設計(ライフプラン)」について「学んだことがある」と回答した人は64.5%を占めた。性別では、女子が70.5%、男子が57.4%だった。学習内容では「契約の基礎知識」「悪質商法の被害と対処法」「クレジットカードの知識や利用上の注意点」「消費の基礎知識」などが多かった。

 4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられることについて感想を尋ねたところ、男子では「なんとも思わない」が、女子では「被害にあうかもしれないと不安に感じる」が、それぞれトップだった。次いで、「プレッシャーに感じる」「なんとなく面倒に感じる」などの否定的な回答と、「法律や制度について詳しく知ろうと思う」とする肯定的な回答が、並んだ。

 「『契約の知識』に関する正誤問題」では、例えば「有料アプリのダウンロードは契約である」といったインターネットに関する問題は「前回調査と比較して正答率が高くなり、学校での消費者教育の一定の成果がうかがえた」という。

 一方、例えば「契約は口約束でも成立する」といった契約の基本に関する問題は「正答率が2~3割弱と低く、成年年齢の引き下げに伴い消費者トラブルの深刻化が懸念される」と指摘している。

 

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