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〔マーケット見通し〕FOMC経て、市場は落ち着きを取り戻すだろう-日興アセット・神山氏

2022年03月01日 09時00分

神山直樹チーフ・ストラテジスト

 日興アセットマネジメントは、神山直樹チーフ・ストラテジストが90秒で市場動向を解説する動画コンテンツ「Kamiyama Seconds!」の最新号を配信した。

 神山氏は、株価下落の要因について「エネルギーなどコモディティー価格の上昇を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が、一時的なインフレ対応で、政策金利を上げ過ぎることを恐れている」と分析。3月15~16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で、「FRBが政策金利の引き上げを0.25%とし、パウエル議長が『情勢を見ながら調整する』といった市場に配慮したコメントを出すことで、市場は落ち着くだろう」と予想した。

 企業業績については、「ロシアやウクライナ情勢に関わる先進国企業は少ないので、利益環境が大きく変わるとは見ていない」と分析。「4~5月に主力企業の順調な決算を確認できれば、株式市場は回復基調に戻るだろう」と指摘した。

 原油価格高騰の影響についても、「2011年から14年にかけて1バレル=100ドルを超えていたが、この時期の日経平均株価は上昇しており、原油価格の上昇がすぐに景気悪化に響くとも言えない」と分析した。

【日興アセット】Kamiyama Seconds!「ウクライナ情勢と株式・金利 その2」
https://www.nikkoam.com/market/kamiyama-view/kamiyama-seconds

 

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