「日本金融教育推進協会」が設立会見=全ての人に金融教育を-若手や学生が運営
2022年02月17日 09時00分
代表理事の横川楓氏
誰もが平等に金融リテラシーを身につけ、活用できる社会を実現したい-。20~30代の金融教育関係者や学生、金融アプリを提供する企業などが「一般社団法人日本金融教育推進協会」を設立した。セミナーやイベントを開催してお金に関する情報格差やリテラシー格差の解消を目指す。また、金融教育に関する政策提言や適切なガイドライン作りなどを行う考えだ。
記者会見した代表理事の横川楓氏は「お金に関する知識を持っているかどうか、活用できるかどうかによって、人生の選択肢が大きく左右されるのに、体系的にじっくりと学ぶ機会がないままになっている」と現状を分析、「適切な金融知識をもっと多くの人たちに行き渡らせたい」と抱負を述べた。
副代表理事の鈴木麻衣氏
また、大学生で副代表理事の鈴木麻衣氏は、「4月から高校の家庭科などで投資教育が始まるが、今の大学生や社会人は、公教育の中で十分な金融教育を受けてこなかった」と指摘、「金融リテラシーに格差が生まれないように、大学生や社会人にもきちんとした金融教育を受ける機会を提供していきたい」と話した。
【ホームページ】日本金融教育推進協会
https://www.financial-education.jp/