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意識や行動で二極化が進む=投資家と非投資家、富裕層と一般層など-野村アセットマネジメント「投資信託に関する意識調査2026」

2026年10月13日 09時55分

(左から木村研究員、川嶋所長、本間研究員)(左から木村研究員、川嶋所長、本間研究員)
(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)
(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)

 野村アセットマネジメントは「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」を公表した。4月中旬に20歳以上の約2万7000人に実施した調査と、富裕層(貯蓄・金融資産額1億円以上)約1600人を対象にした調査の結果をとりまとめた。

 資産運用研究所の川嶋昭臣所長は、調査結果について「投資家と非投資家、富裕層と一般層において、意識や行動など、あらゆる面で二極化が進んでいることが見られた」と分析した。主なポイントは、以下の通り。

◆「複利の効果を活用」、投資家39%、非投資家8%

 調査の中で、「長期的な資産形成の意識」について複数回答で尋ねたところ、投資家では「長期的な目線で複利の効果を活用したい」とする回答が39%と高かったのに対して、非投資家では8%と低かった。

  木村彩月研究員は、「資産形成の観点からは、できるだけ長期に市場にとどまり、途中で離脱しないことがポイントになる。金融リテラシーを向上させるとともに、長期的な資産形成に関する意識の醸成が重要だ」と述べた。

◆「投資は必要」、投資家75%、非投資家34%

(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)
(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)

 「投資のイメージ」について尋ねた設問では、「投資は資産形成において必要だ」を「そう思う、ややそう思う」と回答した人の割合は、投資家では75%だったのに対して、非投資家では34%にとどまった。

   また、「投資は預貯金よりも資産を増やせるものだと思う」とする設問でも、投資家では68%が「そう思う、ややそう思う」と回答したが、非投資家は33%だった。

 木村研究員は「昨年から今年にかけてマーケット環境が改善する中にあったが、投資の必要性や効果に対する項目で、投資家と非投資家の差が大きくなっている」と分析した。

◆NISA利用者の割合は30%に上昇

 少額投資非課税制度(NISA)の利用者の割合は30%となり、昨年の調査から2ポイント上昇した。NISA利用者では「今後も継続して利用したい」と回答した人が7~8割を占めた。一方、「NISA非利用者で、今後、利用する意向がある人」は、1割程度にとどまった。

 NISAを利用しない理由では、「特にない」が4割を占めてトップだった。次いで、「投資にまわせるほどのお金がない」「制度の内容がよく分からない」「損をしたくない」といった回答も多かった。

 本間光研究員は、「『特にない』とする回答が多かったのは、NISAを知らない人や関心のない人が多いためではないか。引き続き、NISAの認知度を高めていくことが重要だ」と指摘した。

◆「こどもNISA」の利用意向、NISA利用者は4割、非利用者は1割

 来年1月にスタートする「こどもNISA」については、全体としては約2割が利用意向を示した。内訳を見ると、NISA利用者では約4割が活用したいと回答したのに対して、NISA非利用者では約1割程度にとどまった。

 本間研究員は「NISA利用者では、20代、30代の子育て世代で『こどもNISA』の活用意向が強かった。NISA非利用者では、それほど活用意向が強くなかった。『こどもNISA』の活用が広がっていくためには、まずは親世代を中心にNISAの利用や理解が進むことが重要だろう」と述べた。

◆「投資家比率」、富裕層93%、一般層37%

(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)(「Investor Insights 2026-投資信託に関する意識調査-」より)

 調査では貯蓄・金融資産額1億円以上の人を「富裕層」として追加調査を実施した。それによると富裕層の投資家比率は93%で、一般層(約37%)を大きく上回った。投資信託保有者の比率も、富裕層が約60%で、一般層の約18%に比べてかなり高かった。NISAの利用状況も、富裕層で7割、一般層では約3割だった。

 投資の目的については、「インフレに備えるため」とする回答が、富裕層で35%だったのに対して、一般層では19%と、大きな差が見られた。このほか、「投資は楽しい・趣味のため」「子や孫に残す資産をつくるため」「相続で受けとった資金を活用するため」とする回答でも、富裕層と一般層で差があった。

 

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