9月末のMAB-FPI総合、マイナス1.23%=2カ月ぶりに下落
2021年10月11日 09時30分
MAB-FPI総合(クリックで表示)
投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた9月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比202ポイント(1.23%)安の1万6187ポイントと、2カ月ぶりに下落した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。
11の資産クラス別に騰落率を見ると、外国株式(先進国)がマイナス3.41%、国内REIT(不動産投信)がマイナス3.36%など八つのカテゴリーが下落した。一方、国内株式がプラス4.12%、ハイイールド債券がプラス0.86%など三つのカテゴリーが上昇した。
設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス8130億円と、10カ月連続で大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス7010億円、国内債券がプラス1646億円など、五つのカテゴリーで流入超になった。一方、国内株式がマイナス1168億円、外国REITがマイナス266億円など六つのカテゴリーで流出超だった。
調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より4997億円減少して、81兆7855億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。
【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/