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ステート・ストリート、初の国内籍ETFを設定=金(ゴールド)やS&P500など5本

2025年11月20日 07時30分

ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント

 ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントは19日、金(ゴールド)や米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資成果を目指す上場投資信託(ETF)を東証に上場した。日本で国内籍のETFを設定するのは、初めて。

 この日上場したのは、「ステート・ストリート・スパイダー ゴールドETF(為替ヘッジなし)」(東証コード:447A)や「ステート・ストリート・スパイダー S&P500ETF(為替ヘッジなし)」(東証コード:449)など5本。いずれも低コストで、投資家に分散投資のツールを提供する。

 同社日本法人の越前谷道平社長は、新ファンドの上場について「変化する日本の投資家のニーズに即した、世界水準の投資ソリューションを提供するという私たちのコミットメントの表明でもある。多様性、透明性のあるコスト効率に優れた投資ソリューションに対する日本の投資家の需要が高まっている」とコメントした。

 また、ワールド ゴールド カウンシルのジョセフ・カバトーニ氏(米州担当シニア・マーケット・ストラテジスト)は、金(ゴールド)について、「バランスの取れたポートフォリオにおいて戦略的な役割を果たすことができる資産であり、特にインフレ圧力が根強く金融政策が転換点を迎えている日本では、その意義が顕著だといえる」と指摘。

新規上場したETF  

 「金特有の安定性、長期的なリターンの魅力、有事に強いといった特徴から、長期的に安定したパフォーマンスを求める投資家の間で今回新規上場したゴールドETFへの関心が高まることが期待される」と話している。

 

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