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日本株を中心に、外国株も併用する「ハイブリッド型」=投資ポートフォリオに関する調査-家計診断・相談サービス「オカネコ」

2025年10月27日 08時00分

(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(クリックで表示)
(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(クリックで表示)

 国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する400F(本社東京、中村仁社長)は、「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」をまとめた。調査は10月中旬に、全国の「オカネコ」ユーザー360人に実施した。このうち、285人(71.7%)が投資を行っていると回答した。

 投資を行っていると回答した人のうち、日本株を保有している人は92.3%、外国株を保有している人は76.4%だった。また、平均資産配分比率は、「日本株49.5%、外国株37.6%、その他12.9%」で、日本株がトップだった。

 オカネコでは「日本株を軸としつつ、外国株も取り入れる『ハイブリッド型』のポートフォリオを構築している実態が明らかになった」と分析している。

◆日本株の投資理由:「高配当・株主優待」

 日本株に投資する理由は、「高配当や株主優待を期待」(58.4%)、「企業の成長性を期待」(33.2%)、「為替変動の影響を受けない」(27.2%)、「馴染みのある企業に投資したい」(同)が上位だった。

 オカネコでは「日本株に、安定的なインカムゲイン(配当や優待)を強く求めていることが分かる」と指摘した。

◆外国株の投資理由:日本株より高いリターン

(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(クリックで表示)
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 外国株に投資する理由は「日本株よりも高いリターンが見込める」(51.4%)、「資産分散効果を期待」(37.9%)、「企業の成長性を期待」(36.2%)が上位を占めた。

 オカネコでは「リターンとリスク分散の双方を重視する姿勢が明らかになった 。日本株でインカムゲインを狙いつつ、外国株で高いキャピタルゲイン(値上がり益)を追求するという、異なる目的で両方の市場を活用する投資家の戦略を示唆している」と分析した。

◆投資先選定に円安の影響:「ある」が6割強

 円安が投資先選定に与える影響については、「非常に影響を与えている」(18.2%)と「ある程度影響を与えている」(46.1%)を合わせて、6割強の投資家が円安の影響を受けていることが分かった。

◆成長投資枠の投資対象:日本株がトップ

 新NISAの成長投資枠の投資対象は、「日本株(個別株)」が47.6%でトップだった。次いで、「外国株(投資信託)」(41.6%)、「投資信託『S&P500』」(37.3%)、「投資信託『オルカン』」(36.8%)だった。

 オカネコでは、今回の調査結果について「新NISAや円安に対応する個人投資家の合理的かつ戦略的な実態として、日本株で安定的なインカムゲインを狙い、外国株で高いキャピタルゲインと資産分散を追求する『ハイブリッド型』のポートフォリオが主流であることが分かった」と指摘している。

◆400Fと「オカネコ」

(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(出所)「オカネコ 投資ポートフォリオに関する調査」(クリックで表示)

 400Fは、「お金の問題を出会いで解決する」を理念に、2017年11月に設立された。家計改善、資産運用、保険などお金に関するさまざまなアドバイスを、ワンストップで無料相談できる国内最大級のプラットフォーム「オカネコ」を運営している。

 「オカネコ」は、スマートフォンから居住地や年齢、年収、家族構成などの約20の質問に答えるだけで、同エリア・同年代・同世帯構成の人と比較した家計状況を診断してもらえる。さらに、診断結果から推定した簡易ライフプランや、FPなどのお金のプロからのアドバイスコメントが届き、チャットや面談で個別相談もできる。

 

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