8月末の投信残高、2カ月ぶりに過去最高=日米の株価上昇などで-投信協会
2021年09月14日 10時00分
公募株式投信(除くETF)の純資産総額の推移(クリックで表示)
投資信託協会がまとめた8月末の公募投信残高は、前月比2.1%増の157兆6390億円となり、2カ月ぶりに過去最高を更新した。日米の株価上昇により、運用益が増加したほか、海外株式型、内外株式型、資産複合型などに、資金流入が続いている。
公募株式投信のうち、主に日銀や機関投資家が保有する上場投資信託(ETF)を除いた残高は、前月比2.1%増の83兆0154億円となり、9カ月連続で過去最高を更新した。
松谷博司会長は「8月も大きなトレンドは変わっていない。公募株式投信(除くETF)が、これまでの70兆円台から、80兆円台に、大台が変わってきたことは、評価に値する」と指摘した。その上で「国民の皆さんが、長期的に(投信を)積み立てて、資産を形成していく方向に進んでいくことで、早期に90兆円、100兆円へと拡大していければと考えている」と述べた。