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8月末のMAB-FPI総合、プラス1.62%=2カ月ぶり上昇、最高値を更新

2021年09月07日 10時00分

MAB-FPI総合の推移MAB-FPI総合の推移(クリックで表示)

 投信評価会社の三菱アセット・ブレインズがまとめた8月末の投信指数「MAB-FPI総合」は、前月比262ポイント(1.62%)高の1万6389ポイントと2カ月ぶりに上昇し、最高値を更新した。この指数は、公募追加型株式投信(上場投信を除く)を対象に、1997年3月末を1万ポイントとして、同社が毎日算出している。

 11の資産クラス別に騰落率を見ると、国内株式がプラス3.22%、外国株式(先進国)がプラス2.45%など、八つのカテゴリーで上昇した。一方、国内REITがマイナス0.45%、外国債券(先進国)がマイナス0.14%など、三つのカテゴリーが下落した。

 設定から解約を差し引いたネットの資金動向は、プラス6539億円と、9カ月連続で大幅な流入超になったもようだ。資産クラス別に見ると、外国株式(先進国)がプラス5273億円、複合資産がプラス867億円など、六つのカテゴリーで純流入になった。一方、エマージング(新興国)株式がマイナス235億円、国内REITがマイナス184億円など、五つのカテゴリーで純流出だった。

 調査対象としたファンドの純資産総額は前月末より1兆6948億円増加して、82兆2852億円になった。この指数は、日銀や機関投資家が多く保有する上場投信を含まないため、個人投資家の資産動向を把握しやすい。

【参考】三菱アセット・ブレインズ
https://www.mab.jp/

 

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