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資金流入ファンドに多様化の兆し=「分配重視型」「金関連」「AI活用型」-モーニングスター・ジャパン「NISA概要レポート 第3四半期」

2025年10月06日 08時00分

元利大輔部長

 モーニングスター・ジャパンは「NISA概要レポート 2025年第3四半期」をまとめた。マネジャーリサーチ部の元利大輔部長は、資金流入上位ファンドの動向について「従来のインデックス中心から『分配金重視型』『金関連ファンド』『AI活用型アロケーションファンド』など、投資家のニーズが多方向に広がっている」と指摘した。

◆資金動向=「つみたて投資枠」の買付額、初めて前四半期比で減少

 「つみたて投資枠」の第2四半期の買付額は、新NISA開始以降、初めて前四半期比で減少した。元利氏は「市場変動期に一部の投資家が積み立て投資を停止したことを示唆しており、長期投資の継続という観点から懸念材料である」と指摘した。

 ただ、投信への資金流入は、回復の兆しが見られる。公募株式追加型投信への純資金流入額は、9月には5カ月ぶりに1兆円台を回復した。

◆市場の変動に一喜一憂せず、長期投資の視点を堅持

 元利氏は、個人投資家へのアドバイスとして「市場の変動に一喜一憂せず、長期的な資産形成の視点を堅持することが重要だ。特につみたて投資は、市場の上下動にかかわらず継続することで時間分散効果を享受できる」とコメントした。

 また「株式への集中投資が目立つ現状において、自身のリスク許容度を再確認し、アロケーション型や債券型を活用した分散投資を検討することも一考に値する」と指摘している。。

【モーニングスター・ジャパン レポート】
https://ibbotson.co.jp/researchjitr/reports/

 

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